『CODELLANNI』プロジェクトepisode3「かまぼこ工場」

今回は「かまぼこ工場」とのご縁のお話です。

2012年、プロジェクトの一番最初の年に収穫したソルガムは、収穫時期が遅く、実はシロップを搾ることができませんでした。

そこで、裁断して、牛の餌にしたいと考えましたが、牛の餌にするには、空気を遮断してパックし、乳酸発酵させる必要がありました。こうするとカビが生えず保存がききます。これは、「サイレージ」と呼ばれる方法で、よく畑の中に転がっている白い大きな丸い塊(ロールベールしてフィルムでラップしたもの)が、それです。

でも、収穫した量も少ないし、そんなロールベーラーやラッピングマシンもありません。そこで、当時、浅草のかっぱ橋道具屋筋で、食品用の真空パックフィルムを買ってきて、その中に裁断したソルガムを入れて、真空パックしてやろうと考えました。
そうすると、真空パックマシンが必要ですが・・・そこで商店街繋がりで復興市でご一緒させて頂いた及善かまぼこの社長さん(及川善祐様)に、ご相談しました。
そうしましたら、当時魚市場のそばに新しく再建されたかまぼこ工場に真空パックのマシンがあるので、使って良いよと、快く承諾頂きました。
それで、なんと、はじめて、南三陸発「ソルガムサイレージ飼料」が無事に完成しました。

もっとも、このサイレージ飼料を実際に食べたのは、牛ではなく、当時、高価な輸入牧草に変わる安価な国産の粗飼料を探していた茨城県の馬牧場にいた、お馬さんでした。実は、お馬さんの飼料は、同じ牧草でも牛用より高い値段で取引されています。こんな具合で、初めて収穫したソルガムは、実はお馬さんのごちそうになりました。

そして、及善かまぼこさんとのお付き合いはその後もずっと続いています。はじめてシロップを試験的に搾ったときには、搾汁液がすぐ腐るので、かまぼこ工場の冷凍庫に保存させてもらったり、などなどです。

ふるさとの森もお世話になってばかりでは、と思い、2014年にソルガムの試験栽培で何度かマレーシアのクアラルンプールを訪れたことがありましたので、土地勘を活かして、2017年にマレーシア・クアラルンプールで開催されました同国最大級の国際食品見本市「FHM 2017(Food and Hotel Malaysia 2017)」(会期: 9月26日~29日)のジャパンパビリオンに、及善かまぼこさんで、出展してしまいました。

今回のソルガムスピリッツの販売開始も、大変喜んで頂きました。写真は、及善かまぼこ社長及川善祐様との発売記念撮影です。復興支援している方が逆に支援されているような状況ですが、でもやはりこれからもこういった地元の方々との繋がりは大切にしていきたいと思っております。
笹かまぼこは、是非及善かまぼこで!
及善蒲鉾店ホームページ https://oizen.co.jp/

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