1.「スピリッツ」の旅の終わり
ソルガムスピリッツの「スピリッツ」って何?についての旅は、様々な皆様のご協力で、ようやく終わりになろうとしています。つまるところ、スピリッツ、とは、
「スピリッツ」=ウィスキーやブランデー、焼酎などに属さない、エキス分が2%未満の蒸留酒
となりますが、ソルガムスピリッツは下の図のような位置づけにようやくたどり着いたのです。
2.名前の由来をご存じですか?・・「ソルガムスピリッツ」は、新参者!
先輩スピリッツの皆さんには、それぞれ伝統的な名前の由来があります。
ラム(rum)
英語のrumは、イギリス・デボンシャー地方の方言で「興奮、大騒ぎ、乱痴気騒ぎ」を意味する「rumbullion(ランバリオン)」を短くしたものと言われています。 最初にサトウキビのお酒を飲んだ島民たちが、酔って「興奮」し「大騒ぎ」をしたのが由来といわれています。(諸説あります)
ジン (gin)
オランダで最初につくられたスピリッツで、ジンに特徴的な原料の、ネズ(杜松)の実(ジュニパー・ベリーjuniper berry)の、オランダ語のジュニーバ jenever からきていると言われています。
ウォッカ (vodka)
中世の人たちがスピリッツ(蒸溜酒)を指して使っていた言葉「命の水」は、ロシア語では「ズィズネーニャ・ワダ(Zhiznennia Voda)」といったそうですが、やがて、水を表す「ワダ(Voda)」という部分だけが残り、「ウォッカ(vodka)」になったといわれています。
テキーラ (tequila)
メキシコ・ハリスコ州にあるテキーラ村を中心に、品質優良なブルーアガベ(リュウゼツラン)が収穫できる地域で栽培されたブルーアガベを使用し、蒸溜したお酒。
日本の酒税法のスピリッツに分類される蒸留酒は、世界に数多く存在すると思います。上記スピリッツの円は、地球と思ってください。・・・ちょっと無理かな?!実は、筆者自身がハリスコ州グアダラハラに駐在した経験がありますので、その代表選手として登場してもらいました!
3.まとめ・・・日本初、そしてたぶん世界初のスピリッツ
「ソルガムスピリッツ」は、ソルガムシロップを原料とした日本生まれのスピリッツです。
日本の人にも、世界の人にも愛される、日本初「スピリッツ」になれば、いいなあ、と思っています。どうか、今後ともご愛顧よろしくお願いいたします。
次回は、どなたにでも簡単に楽しめる「スピリッツの飲み方」について、お伝えしたいと思っています。乞うご期待!!